2−5−1 中国・四国・近畿の火山列と火山帯(分布図)



2−5−1 − 1 中国・四国・近畿の第四紀火山の分布

 いままでと全く同様に、独立行政法人 産業総合技術研究所(産総研)のWEB上のデータベースのデータを利用して中国・四国・近畿の火山の分布図を描いてみました。この地域全体の図(図2−5−1 − 1)、西部の図(図2−5−1 − 2)、東部の図(図2−5−1 − 3)の順番で掲示します。



図2−5−1 − 1 中国・四国・近畿の第四紀火山分布図(1)

                (全体図)






図2−5−1 − 2 中国・四国・近畿の第四紀火山分布図(2)

                (西部)






図2−5−1 − 3 中国・四国・近畿の第四紀火山分布図(3)

                (東部)




 各火山の名称も記入した名称図も描いてみました。西部の図(図2−5−1 − 4)、東部の図(図2−5−1 − 5)の順に示します。



図2−5−1 − 4 中国・四国・近畿の第四紀火山の名称図(1)

                (西部)






図2−5−1 − 5 中国・四国・近畿の第四紀火山の名称図(2)

                (東部)





2−5−1 − 2.火山列解析

 「火山列線分」を中国・四国・近畿の火山についても抽出してみました。その結果次の火山列図が得られました。この地域全体の図(図2−5−1 − 6)、西部の図(図2−5−1 − 7)、東部の図(図2−5−1 − 8)の順番で掲示します。



図2−5−1 − 6 中国・四国・近畿の第四紀火山の火山列図(1)

                (全体図)






図2−5−1 − 7 中国・四国・近畿の第四紀火山の火山列図(2)

                (西部)






図2−5−1 − 8 中国・四国・近畿の第四紀火山の火山列図(3)

                (東部)





2−5−1 − 3.火山帯・火山域区分

 この地域は日本列島では例外的に火山の密度が低い地域で、四国には第四紀火山が全くありません。 中国も西端の山口県地域を除いて、南の山陽側には火山が全くありません。近畿も京都府北西部から兵庫県北部を除いて、他の地域にはやはり、第四紀火山が全くありません。この広い非火山域を南海トラフのトラフ芯まで全体を、「中国・四国・近畿太平洋側非火山域」と呼ぶことにします。

 いままでと同様の火山帯、準火山帯・火山域の区分方法で見て、中国・四国・近畿地域を区分すると、 九州につながる「壱岐・五島準火山帯」、「阿武・姫島火山帯」、「日本海南部非火山域」と、この地域固有の「隠岐火山域」、「大山(だいせん)火山帯」、「中国・四国・近畿太平洋側非火山域」に区分するのが妥当であると思われます。

 九州で述べたように「阿蘇火山帯」と「阿武・姫島火山帯」は別の火山帯という解釈にしてあります。



図2−5−1 − 9 中国・四国・近畿の火山帯区分図



 島弧区分で、山口県の菊川断層から、宇部付近−国東半島両子山−豊後水道−日向海盆西縁線に1つの線を引き、 これを、地学上の九州と中国・四国の境界、つまり島弧境界と考えました。そして、これを「宇部国東半島線」と名付けました。 当然、この地域の西端はこの宇部国東半島線になります。 一方、東端は島弧の境界ではありませんが、島弧の中での比較的大きな地質区分線(=構造線)として、柳ヶ瀬断層−養老断層線(−伊勢湾断層) を想定しました。この線はこの先おそらく伊勢湾の知多半島よりの海底−伊勢湾湾口下海底−安乗口(あのりぐち)海底谷−天竜海底谷 とつながって、南海トラフにまで達すると想定して良いのではないでしょうか。

 この付近の構造線として、有名な東北東−西南西方向の中央構造線より、北西−南東方向のこの構造線の方が、地帯構造上は重要なのでは ないでしょうか。なお、この線は、藤田和夫の提唱した「近畿トライアングル」の北東の辺になっています。

 この構造線を「敦賀桑名線」と名付けておきます。




2−5−1 − 4.各地域ごとの火山列線分の位置と火山位置詳細データ

 前述のデータベースのデータを用いて 地域ごとに火山列線分位置を示した図と、各火山位置の表を次に示します。





2−5−1 − 4−1 阿武・姫島火山帯

 火山列図(図2−5−1 − 10)と火山位置表(表2−5−1 − 1)を示します。
 なお、六連島は、「壱岐・五島準火山帯」に属する火山ですが、便宜的に表2−5−1 − 1 の中に含めてあります。



図2−5−1 − 10 阿武・姫島火山帯の火山列図



表2−5−1 − 1 阿武・姫島火山帯の火山位置表





2−5−1 − 4−2 大山火山帯

 火山列図(図2−5−1 − 11 から 図2−5−1 − 12)と火山位置表(表2−5−1 − 2)を示します。



図2−5−1 − 11 大山火山帯西部 島根県−鳥取県の火山分布図






図2−5−1 − 12 大山火山帯東部 兵庫県北部−京都府北西部の火山分布図




表2−5−1 − 2 大山火山帯(全体)の火山位置表



2−5−1 − 4−3 参考資料1 中部地方北西部の火山分布

 火山列図(図2−5−1 − 13)と火山位置表(表2−5−1 − 3)を示します。



図2−5−1 − 13 参考資料1 中部地方北西部(福井県、石川県、岐阜県地方)の火山分布図


表2−5−1 − 3 中部地方北西部(福井県、石川県、岐阜県地方)の火山位置表




2−5−1 − 4−4 参考資料2 九州北東部の阿蘇火山帯西部の火山分布

 火山列図(図2−5−1 − 15)と火山位置表(表2−5−1 − 4)を示します。



図2−5−1 − 15 阿蘇火山帯の火山列図

(東経131度以東のみ)




表2−5−1 − 4 阿蘇火山帯の火山位置

(東経131度以東のみ)






「2−5−1 中国・四国・近畿の火山列と火山帯(分布図)」はここまでです。