1.東北およびその周辺の第四紀火山の分布

いままでと全く同様に、独立行政法人 産業総合技術研究所(産総研)のWEB上のデータベースのデータを利用して 東北およびその周辺の火山の分布図を描いてみました。

東北およびその周辺の第四紀火山分布図(全体図)




東北およびその周辺の第四紀火山分布図(北部)



東北およびその周辺の第四紀火山分布図(中央部)



東北およびその周辺の第四紀火山分布図(南部)




 各火山の名称も記入した名称図も描いてみました。

東北およびその周辺の第四紀火山の名称図(北部)



東北およびその周辺の第四紀火山の名称図(中央部)



東北およびその周辺の第四紀火山の名称図(南部)


栃木県北部の日光付近では、火山が蜜に分布していて、火山名称が書ききれないので、 この部分は特別に欄外に取り出して表示してあります。

2.火山列解析

「火山列線分」を東北およびその周辺の火山についても抽出してみました。 その結果次の火山列図が得られました。

東北およびその周辺の第四紀火山の火山列図(火山列線分位置図)(全体図)



東北およびその周辺の第四紀火山の火山列図(火山列線分位置図)(北部)



東北およびその周辺の第四紀火山の火山列図(火山列線分位置図)(南部)



重複になりますが、火山名称と合わせて示すと次のようです。


東北およびその周辺の第四紀火山の火山列図(火山列線分位置図)(北部) 火山名称付



東北およびその周辺の第四紀火山の火山列図(火山列線分位置図)(中央部)火山名称付



東北およびその周辺の第四紀火山の火山列図(火山列線分位置図)(南部)火山名称付





3.火山帯・火山域区分


 いままでと同様の火山帯、準火山帯・火山域の区分方法で見て、東北およびその周辺を区分すると、主な火山帯として、まず北海道から北関東まで伸びる道西・東北中央火山帯が目立ちます。そして、このすぐ西側に並行する日本海東部火山域があります。これより西側の日本海海底一帯は広く火山分布がしられていません。この一帯を日本海南部非火山域としました。太平洋側はやはり北海道から続く太平洋側非火山域が広がっています。



東北およびその周辺の火山帯・火山域図

 地学上の東北日本はどこからなのか (フォッサマグナの東端はどこかという問題とほぼ同じと考えて良いでしょう) は必ずしも明らかではありません。ときどき、棚倉構造線が地学上の東北の南西端であるとの扱いをされているのを見かけます。

 私は、新潟県村上付近から、南西に同県越後湯沢付近にのび、ここで、ほぼ直角に向きを変えて、群馬県沼田付近から赤城山の中央下を横断し、南東に千葉県九十九里浜の東金市ないし九十九里町付近の地下から、片貝海底谷に伸びる曲がった構造線、「村上・越後湯沢・九十九里線」を想定し、この線が地学上の東北の南西端であり、同時にフォッサマグナの東縁線であると提唱します。

 この構造線については、いずれ別の章で、じっくり述べたいと思っていますが、ここでは、ほぼ、この線を境に火山分布の様相が大きく変わっていることに注目していただきたいのです。


 ほぼ、村上・越後湯沢・九十九里構造線付近から南西の新潟県・群馬県・長野県の県境付近には、多分、日本中で最も火山が高密度に分布しています。このあたりを上信越火山密集域とします。栃木県北部から群馬県北部の同構造線の北東側にも火山の密集が続いており、これも上信越火山密集域の一部とします。
 糸魚川・静岡線の北東側には、この線にほぼ並行する火山列群があり、これを、分布幅が狭いので、「紐」をつかって、「八ヶ岳火山紐」とします。 (この名付け方については、伊豆・小笠原付近の火山帯・火山域区分のところを見てください)


 道西・東北中央火山帯の中の火山分布をみると、場所によって火山が密なところとそうでないところがあります。火山が密なところに「火山列群名」を与えて、北から「北海道駒ヶ岳・恵山火山列群」、「八甲田山火山列群」、「八幡平火山列群」、「栗駒山火山列群」、「蔵王山火山列群」、「磐梯山火山列群」としました。

 上信越火山密集域の火山分布を少し詳しく見ると、中央の右上(北東側)に火山分布のない部分が北東から南西に向かって伸びています。そこで、これより東側を「日光・榛名火山列群」、西側を「妙高・浅間火山列群」とします。「鼻曲山」がちょうど両者の中間になるので、この山は特別に両方に属する扱いにします。

 なお、高原山は他の火山と少しだけはなれており、「道西・東北中央火山帯」に含めても、「上信越火山密集域」に含めてもおかしくない位置にありますが、火山分布の密度の観点からは前者に含めるのが合理的だろうという判断で前者に入れてあります。



4.各地域ごとの火山列線分の位置と火山位置詳細データ

 前述のデータベースのデータを用いて 地域ごとに火山列線分位置を示した図と、各火山位置の表を次に示します。



4−1.道西・東北中央火山帯の火山データ

4−1−1.北海道駒ヶ岳・恵山火山列群の火山列図


北海道駒ヶ岳・恵山火山列群の火山位置データ表



4−1−2.八甲田山火山列群の火山列図


八甲田山火山列群の火山位置データ表



4−1−3.八幡平火山列群の火山列図


八幡平火山列群の火山位置データ表



4−1−4.栗駒山火山列群の火山列図


栗駒山火山列群の火山位置データ表



4−1−5.蔵王山火山列群の火山列図


蔵王山火山列群の火山位置データ表



4−1−6.磐梯山火山列群の火山列図


磐梯山火山列群の火山位置データ表



4−2.日本海東部火山域の火山点図

4−2−1.日本海東部火山域の火山点図(北部から中部)


日本海東部火山域の火山位置データ表



4−3.上信越火山密集域の火山列図
4−3−1.日光・榛名火山列群の火山列図

火山密集部分の火山名称図


日光・榛名火山列群の火山位置データ表



4−3−2.妙高・浅間火山列群の火山列図


妙高・浅間火山列群の火山位置データ表



4−4.八ヶ岳火山紐の火山列図


八ヶ岳火山;列群の火山位置データ表