色名_osgs0などの説明 -------------------------------------------------------------------------------- 色名_osgs0.clnd 色名_osgs1.clnd 色名_osgs2.clnd の中身は、いずれも「組み込み辞書」として制作したデータです。 色の並べ方が各々異なりますが、色名と対応するRGBのコードのデータは共通です。 この文(本文)は、「組み込み辞書」について説明したものです。これは、販売プログラ ム「色名RGB辞書」の実行時に、説明として表示するために制作したものを、ただのテ キスト文に直したものです。したがって、この中の「プログラム」は、「色名RGB辞書 」のことで、「色名RGB変換エンジン」のことではありませんので、その点ご注意くだ さい。 「色名_osgs0.clnd」は組み込み辞書そのものなので、この文の色の並べ方についての説 明が そのまま当てはまりますが、「色名_osgs1.clnd」と「色名_osgs2.clnd」は 並べ替 えてあるデータなので、この並べ方の説明は意味がありません。「色名_osgs1.clnd」 と 色名_osgs2.clnd」の配列については、各々の 〜.clnd ファイルをテキストエディターで 開いて、データの末尾のコメント(と の間の記述 )をご覧くだ さい。 「色名RGB変換エンジン」の複製などについては、ソースコードの「色名RGB変換 エンジン.bas」(Ver4版)または、「色名RGB変換エンジン.vb」(.NET版) をテキストエ ディターで開いてご覧ください。取り扱いについて詳述してあります。 複製などの扱いは、販売プログラム「色名RGB辞書」と、辞書データ( 〜clnd と 〜.csv )と、複製自由のブログラム「色名RGB変換エンジン」とでは、各々別の考え方 をとっていますので、各々の扱いについては、各々の該当箇所を良く読んで扱いを間違え ないようお願いいたたします。 --------------------------------------------------------------------------------- 組み込み辞書について --------------------- 目 次 ---------------------------------------------------- 1.辞書の性格 2.辞書の作成方法 2−1.英語名辞書 2−2.和名辞書 2−3.私用辞書 2−4.英語名辞書・和名辞書内の色の配列について 3.辞書の著作権と複製・再配布について 3−1.色名とRGB値の関係 3−2.辞書内の色配列" + crlf$ 3−3.組込み辞書の複製・再配布 4.組込み辞書の利用 参考文献 -------------- 本文 ------------------------------------------------------------ 1.辞書の性格 この辞書は、本ソフトを使用される皆様が独自の色名辞書を作成するときの「下敷き」 に用いていただくための「試案」です。 色名辞書作成には、 ・「言葉としての色名」と「色の実体」との関係 ・「言葉としての色名」の「表記」 の2つのことを明確に表す必要があります。 正しい色名辞書を作ろうとすると、この2つのことについて、何が「正しい」のかをみ いださなければなりません。「正しい辞書の作成」は、1プログラマーにはとても手出し できない大きく難しいテーマです。ただ、1プログラマーでも、既存資料をもとに「『× ×』という色名は、このような色を示しているのではないだろうか」という、一種の作業 仮説を立ててみることはできます。 この辞書は、具体的には次に述べる方法で作成した「作業仮説」です。 2.辞書の作成方法 2−1.英語名辞書 この辞書は、次の3つの基本資料をもとに作成しました。 基本資料の1つ目は、日本 色研事業株式会社1981年編集・発行、財団法人 日本色彩研究所監修「改訂版 色名 小事典」に採録されている色名の内の、英語およびフランス語の色名と色見本です。2つ 目は、画材店で収集した絵の具類(油絵の具・水彩絵の具・パステル)の数種類のカタロ グの色名と色見本です。3つ目は、福田 邦夫著、主婦の友社2001年発行の「色の名 前事典」に採録されている色の内で、色名がカタカナで表記されているものの色名と色見 本です。 カタログ類は、1つのカタログを1資料とカウントして、最低でも2資料に取り上げら れている色名を採録語としました。そして、その色見本をスキャナーで取り込んで、「創 色パネル」上に貼りつけ、このイメージと、もと資料の色見本と画面とを見比べながら、 「色」(=RGBの値)を決定しました。2台のPCを用いて、常に同じ色名資料をブラ ウン管画面と液晶画面の両方に出して、両者を見比べながら、主観的な「見た感じ」で色 を決めました。 同じ名前の色の色見本でも、資料による色調の差があります。このことについては、次 のように対処しました。 各資料で色調の差がさほどないときは、各資料の中間的なものに合わせるようにしまし た。「多数の類似色」と「少数のかけ離れた色」の組み合わせになった場合は、多数派の 中の中間的なものに合わせるようにしました。資料が少なく、かつ、色調がバラバラのと きは、「色名小事典」の色調に合わせるようにしました。 次に、表記方法について述べます。 採録した色名は、もとの資料のままを使っているので、色名小事典の、pale lavender のような、形容語が前に出ている形のものと、絵の具類の色名の cadmium yellow pale のような、形容語が後ろに来る形のものが混在しています。また、色名小事典では、フラ ンス語の色名を[]を付けて、明確に区別していますが、この辞書では、英語とフランス 語を区別していません。 2−2.和名辞書 この辞書の基本資料は次の3つです。 1つ目は、福田 邦夫著 主婦の友社2001年発行「色の名前事典」に採録されてい る色名の内、ひらがなで表記されている色名とその色見本です。2つ目は、川崎 秀昭・ 出井 文夫 企画・編集、日本色研事業株式会社1984年発行 財団法人 日本流行色 協会 監修「日本伝統色色名事典」の色名と色見本です。3つ目は、木村 孝著 株式会 社淡交社2001年発行「和の彩りにみる色の名の物語」中で、色見本が示されている色 です。 色見本の読み込み、画面上での比較・決定方法は、英語名辞書と全く同様です。 採録語は、「色の名前事典」のひらがな表記の色名を基本に、これにないものを「日本伝 統色色名事典」の色名で追加し、「和の彩りにみる色の名の物語」中からもいくつか選ん で追加しました。 各資料で同一色名の色の色調の相違がありますが、これについての対処方法は次のよう です。 3資料とも類似色の場合は、中間的な色になるようにしました。各資料で色調の差があ る時は、「日本伝統色色名事典」の色調を最優先に、次いで、「色の名の物語」の色調を 優先し、「色の名前事典」だけに採録されいてる色はこの本の色調に合わせるように決め ました。ただし、「日本伝統色色名事典」の色調だけがかなり他と異なっている場合は、 この事典の色は昔の色で、他の資料の色は今の色を示していると判断して、××色(伝統 色)と××色の2枚の色名カードを作成しました。 なお、辞書の実際の作成順序は、「和名辞書」が先で、その後、「英語名辞書」を作っ ており、「色名小事典」は「和名辞書」作成後に入手したので、「和名辞書」には、「色 名小事典」は全く用いていません。 2−3.私用辞書 和名辞書、英語名辞書とも固有色名を扱っているので、かえって、幅広い色調を含む基 本色名で抜け落ちているものがあります。 これを補うため、子供の頃、学校の図工の時間に習った12色環を思い出しながら、あ やふやな記憶を頼りに作ったものがこの辞書です。このため、辞書の妥当性に不安があり ますが、賢明な利用者の皆様が、より良い辞書に書き替えていただけるものと信じて、あ えてこのままにしておきます。 この辞書では、同一色について、「カタカナ語」を基本にして、アルファベット名、漢 字名、(「色」つき、「色」なし)を同等に扱う同一色複数色名カードによる辞書の作り 方を提案しています。例えば白は、「白」と言ったり、「白色」といったり、「ホワイト 」と言ったりしますので、そのどの言い方でも「白」の色(R=FF,G=FF,B=FF) が引けるような辞書を提案しているわけです。 2−4.英語名辞書・和名辞書内の色の配列について 操作説明で述べたようにこの2つの辞書では、大きくは、 ピンク系→赤系→橙系→茶系→黄系→緑系→青・藍系→紫系→白・黒・灰系 の順になっています。 また、各系の中では、次のような方法で色の配列を決めています。 まず、その系の中で適当な色(最も淡い色、または、最も濃い感じのする色、または、 前の系の終わりの色とつながりの良い色など)を最初の色(A)に決めます。次にこの色 について類似色を検索して、類似度の最も高い色を次の色(B)にします。今度は、この 色(B)について、類似色を検索して、前出の色(A)以外の最も類似度の高い色をその 次の色(C)にします。次いで、今度はこの色(C)について類似色を検索して、前出の 色(A),(B)以外で類似度の最も高い色を次の色(D)にします。以下同様に、常に 未出の、注目色に類似度の最も高い色を順に並べていきます。 このようにしていくと、主系列というべき1つの系列ができあがります。しかし、どお しても、この並びに入ってこない、どの色とも少しかけ離れた色がいくつか出てきます。 いわば、本土と少し離れた、離れ小島が出来てしまいます。そこで、これらの「離れ小島 の色」については、「本土の色の系列」の中の適当な位置に、後から挿入することにしま した。挿入位置は、「本土」の色の変化がなめらかであるような位置を主観的に選んでい ます。 始めは、アルファベット順に並べてみたのですが、そうすると、色見本が見るからに雑 然とした感じになってしまうので、このような並べ方に変更しました。 3.辞書の著作権と再配布について 3−1色名とRGB値の関係 色名とRGB値の関係については、これを作るには、上に述べたような工夫が必要にな ってくるところがありますが、 広く一般に受け入れられるものがベストであり、 それは 当然、一種の規約のようなものになってきます。そこで、色名とRGB値の関係について は何人も著作権を主張することは許されないと考えます。 この組込み辞書は、私が作ったものではありますが、私はこの関係について、著作権を 主張できないものであると考えます。 3−2.辞書内の色配列 辞書内の色見本の著作権については、微妙で少し難しい問題になります。 一般に、創意工夫が必要で、具体的な表現で、規約性のないものには、著作権法上の保 護が及び、そうでないものには、著作権法上の保護が及ばないと思われます。 ピンク系→ ・・・→白・黒・灰系は、具体的な表現でない、抽象的なルールであり、 かつ、規約性があるので、この順序については、著作権の保護が及ばないもの考えます。 各系の中の細かな個々の色の配列・配置(色見本の画面)については、これが、具体的 な表現になるということは間違いなく、著作権の保護が及ぶと考えます。 色の並べ方については、上に述べたように、この配列は、必ずしも機械的に決まるもの でなく、創意工夫が必要です。しかし、配列・並べ方はルールなので、これにも著作物性 が認められないと考えまられます。 つまり、組込み辞書の色の配列画面については、プログラム製作者に著作権があると考 え、かつ、これを放棄しません。 しかし、 辞書の主要部分である、「色名とRGB値の 関係」、「色の並べ方」は、著作権で保護されるべきものではないと判断されます。そこ で、「組込み辞書」の部分だけ、複製作成や再配布について、プログラム本体とは別の考 え方をとることにします。 3−3.組込み辞書の複製・再配布 以上のような考察にもとづいて、本プログラムのうち、「組込み辞書」の部分について のみ、利用者の皆様に、無料での内容の一部または全部の複写・再配布を無制限に認めま す。 複写・再配布の自由を認めるは、あくまでも「組込み辞書」の部分についてのみです。 (プログラム本体についての考え方は、操作説明中の「本プログラムの複製と再配布につ いて」に述べてあります。) もちろん、これらの利用の結果について、プログラム製作者は何の責任も負いません。 複写・再配布の自由を認める範囲は、プログラム実行時に表示される各色名カードの内容 や、色の配列だけでなく、ソースコードに逆上って、色名RGB辞書.basの中のサブルー チン Sub ColorNameDictionary1 ...... Sub ColorNameDictionary3 の中の辞書データの 記載されているところまで含むことにします。 (具体的な位置はソースコードの該当箇所を当たってください。) 4.組込み辞書の利用 組込み辞書、読込み辞書ともその操作方法は、全く同様で、その詳細は「操作説明」で 詳述しています。 利用という観点でこれらを簡単にまとめれば、この辞書でできることは次の3つです。 1.色見本を指定して、その色名とRGB値を引く。 2.色名を指示して、その色(RGB値)を引き、色見本を表示する。 3.色(RGB値)を指定して、その類似色を検索する。 このうち、2.の拡張的な機能として、色名に、ある語を含むものの色(RGB値)を 引く(色名検索、検索タイプ3)も用意されています。この機能を使うと「やま」だけを 入力して、「やまぶき」や、「やまあいずり」などを引くことができます。 Webデザイナーや、プログラマーの方々には、色をRGBの16進数で扱われる機会 は、結構多いと思います。本「組込み辞書」をもとにご自分用の「読込み辞書」を作って いただければ、微妙な色を、覚えやすい色名で扱うことが簡単にできるようになるでしょ う。このような目的のためのツールとして、本プログラムを活用していただけることを願 っています。 蛇足ですが、HTMLでは、頭に#を付けた16進数で色指定できるタグが下の例のよ うにかなりあります。 -------------- HTMLでの色指定の例 ----------------------------- ----- 背景色指定 --------- 文字色指定 (表の中の)------- (表の中の)欄の背景色 ------------------------------------------------------------------- また、Visual Basic では、頭に&Hをつけた16進数とRGB関数を使 って、例えば、 pic1.Line(200,200)-(100,100),RGB(&HFF,&H0,&HAA),BF (Ver 4.0 での記述) のような形で色指定できます。 こういったものを書くときに、本辞書はきっと役に立つと確信しております。 -------------- 参考文献 -------------------------------------------------------- 植松 宏嘉 著、社団法人 金融財政事情研究会1999年発行、 「改訂新版 コンピュータプログラム著作権Q&A」 -------------------------------------------------------------------------------- 補足 「組み込み辞書」と「組込み辞書」 正しい日本語では、「組み込み辞書」になると思いますが、画面上の小さなコマンドボ タン上の表示の「組み込み辞書」は、冗長でかえって、分かりにくくなると判断して、プ ログラムのコマンドボタン上などは「組込み辞書」の表記にしてあります。説明では、一 応どちらも正解と考えて、両者が混在している状態になっています。