図模様の表示の補足説明
以下の各点について、補足説明をします。
図4−2−2−1 の中で示した「単位長さ」の制限は、薄い層を示す箱の中で、
斜め帯が水平方向に複数化することを拒絶するための規則です。
これを許容すると、
プロット処理のプログラムが極端に複雑化して収集がつかなくなるので、
このような仕様にしてあります。
本ソフトでは、柱状図の縦縮尺や、柱状図の幅や、帯の角度や、
帯と帯の間隔などにかなりの自由度を持たせてあります。
そこで、これらの値の組み合わせによっては、上記の規則に触れる場合が、
特に柱状図幅を広くとった場合に現れやすくなります。
プロット時にこの規則に触れるとき、「単位処理長が短すぎるエラー」が出ます。
これは、「単位処理長 UnitLength=?? は短すぎます。
もっと長く(??)以上にしてください。云々」の表示が出るエラーです。
このエラーが出たら、関係するユーザー設定値を適宜変更して、エラーを回避してください。
最も簡単には、指示どおり帯と帯の間隔(=単位処理長)を長くします。
なお、このエラーが出て、これを無視して「OK」クリックで先に進んでも、
エラーが出た層の図模様のプロットをしないだけで、
ハングアップするようなことはありません。
地模様は、層を示す箱についての上下左右のクリップ処理と、
斜め帯に対してのクリップ処理とを施してからプロットするので、
地模様の斜め空白帯は、きれいに表出します。
一方、ここに描かれる混入物記号は、
記号の(中心などの)
基点を計算して、そこから描いていますが、
このとき、層を示す箱についての上下左右のクリップ処理は行いますが、
帯に対してのクリップ処理は行ないません。
従って、混入物記号は、層の箱からはみ出すことはありませんが、
空白帯からは、はみ出す可能性があります。
空白帯からはみ出した混入物記号は、地模様の上に重ねてプロットされることになります。
この重なり合いを回避するには、関係するユーザー設定値を適切な値に設定してください。
簡単には、帯の高さを高くすれば回避される可能性が高くなります。
しかし、幅の広すぎる帯は奇異に感じられます。
美観に関係する、柱状図の幅や、帯の角度や、
帯と帯の間隔などを不都合のないよう適宜調整することを推奨します。
美観を考慮して、一部の行では帯の
(混入物記号の)
条数を減らす処理を施します。
第1表と第2表の3条の指定のとき、
混入物記号によっては、
美観上2条に減らしてプロットします。
この処理を行なうのは、
- 有機質 (または、有機物混じり)
- 腐植土質 (または、腐植物混じり)
- 火山灰質 (または、火山灰混じり)
- ローム質 (または、ローム混じり)
- 浮石質 (または、浮石混じり)
- スコリア質 (または、スコリア混じり)
- 貝殻質 (または、貝殻混じり)
の場合です。混入物が
- 礫質 (または、礫混じり)
- 砂質 (または、砂混じり)
- シルト質 (または、シルト混じり)
- 粘土質 (または、粘土混じり)
の場合は、そのまま3条でプロットします。
柱状図の幅が広い場合などは、この処理を行なうことは、
かえって奇異に感じられなくもありませんが、
推奨している細めの柱状図幅では、
複雑すぎるプロットは好ましくないと判断して、
このような仕様にしてあります。