「柱状図定規」説明書(案)


第1巻(基礎・仕様編)


第1巻は、プログラムの作成レベルに連動して、 順不動で原稿を増やしていきます。完成・販売開始までは、あくまでも案ですので、それまでは、 ここに書くことを後で削除したり、変更したりすることは、大いに有り得ますので、 その点に留意してご覧ください。

目次


1.基本的な考え方



2.データ構成
3.三大出力様式
4.表示様式と図模様
5.各様式の構成要素および固定値・非固定値
6.データ出力形式と用紙・画像の大きさ
7.文字の大きさと色
8.色の指定と色の集約
9.作業環境



1.基本的な考え方

1−1.プログラムとデータ
本システムの基本は、プログラムは入力データに適切な変換を加えて、 出力データを出す一種のフィルターであるという考え方です。

プログラムでは、データ格納場所を確保して、ここのデータを変形して出力します。 プログラム作成上、データ格納場所の大きさを固定することで、色々な面で簡略化が可能になります。 簡素化することで得られた余力を出力様式の拡充の方面に当てると、 1つのデータをいろいろな形(様式)で出力できる、そんなブログラム作りが可能になります。

本ソフトは、データ格納には、少し融通がきかないが、データ出力には、 大いに融通のきくシステムを目指しています。

プログラム中に36本の柱状図データが入る固定の格納場所1つを作って、 すべての作業をここのデータを中心に行うという基本設計になっています。



1−2.「柱状図ポット」と「フィルター」
中心の格納場所を「柱状図ポット」または、単に「ポット」(POT)と呼ぶことにします。 そして、その中の1本の柱状図データの格納部分を「柱状図セル」、 または、単に「セル」(CELL)と呼ぶことにします。 プログラムの全体像を抽象的に、単純化して描くと図1−2−1のようです。


図1−2−1 簡略概念図

入力元のデータを適当な「入力フィルター」を介して、データ変換して、「ポット」に納め、 次いで、この格納データを適当な「出力フィルター」を介して、図面などの形にデータ変換します。



1−3.「フィルター」の種類と構成
既存のJACIC様式のデータや、 国土交通省の提示した様式 (ここでは、「国交省様式」と表現します。) のデータに対応する「入力フィルター」を用意しています。 データを直接手入力する手段として「直接入力フィルター」があります。

出力の方は、簡易柱状図用の「柱状図フィルター」と、 「断面図」出力用の「断面図フィルター」と、 「単層図」出力用の「層フィルター」が用意されています。



1−4.プログラムの構成
本プログラムは、これらのフィルターの内側に「模様表変換表」や「模様表フィルター」を配して、 中心にPOTを置く構成になっています。

「これら2のフィルターの設定」と「出力フィルターの設定」を「柱状図本体データ」とは切り離した、 「フィルター状態データ(=表示様式設定データ)」として、 作成・保存・読み出しが出来るような設計になっています。

本プログラムの基本設計図は、図1−4−1のようです。


図1−4−1 「柱状図定規プログラム」の基本設計図





2.データ構成

2−1.ポットとセル
 一つの調査物件が1つのポットデータに、一本の柱状図が1つのセルデータに該当すると考えてください。 このソフトでは、データの格納場所を重視しますので、 各々の格納場所をわざわざポット、セルと呼ぶことにしています。

表2−1−1 データ単位と格納場所の関係
データ格納場所の名称 実務でのデータ単位
(柱状図)ポット 調査物件
セル ボーリングデータ



2−2.ポットの構成
 1つのポットが1つのファイルになり、この中に格納できるセルのデータは、36本までです。 36本以上の柱状図データを扱う場合は、複数のポット(ファイル) に分割して入れてください。 ポットは、ポットの属性データ(調査件名など)と36本のセルデータと、 断面図の表示に用いる、 セル群の位置データとから構成されています。

表2−2−1 ポットの構成
ポット ポット属性データ 調査件名など
36セル 36本のボーリングデータ
断面図用位置関係データ 各ボーリング孔口の3次元位置情報



2−3.セルの構成
1つのセルは、セルの属性データ(孔名・標高・水位など)と、48層までの層データ、 100点までのN値データなどの深度関数とから構成されています。

表2−3−1 セルの構成
セル セル属性データ 孔名・孔口標高・水位など
48層の層データ 層下端深度・図模様・土質名など
深度関数データ 100点までの
N値データ
100点までの
その他の深度関数値
原位置試験値・土質試験値など



2−4.基本単位層と合成層
 セルの層データは、基本単位層が基本で、層データの入力には、基本単位層のデータ入力が必須です。 ほとんどの処理は、基本単位層について行います。 合成層は、盛り土などで、層内を細分するとき、または、土層とは別に、 何枚かの土層を一括して地層として扱いたい場合に用いる 特別な層区分です。合成層は、基本単位層を元に指定します。 合成層の指定は、しても、しなくても良い任意指定事項です。

表2−4−1 基本単位層と合成層
層データ 基本単位層 必須データ ほとんどの作図の基本データ
合成層 任意データ
  1. 盛土などの層細分の縦分割表示用
  2. (土層の集合体としての) 地層の背景模様着色用



2−5.層の構成データ
層(基本単位層)の記述には、層下端深度と図模様(後述)が必須で、任意入力データとして、 土質名(層名)、色調、記事などがあります。 合成層の下端深度は、基本単位層で指定した値から選択しますが、図模様と背景模様と層名については、 基本単位層での指定と無関係のものが指定できます。 概ね基本単位層で指定する層名が土質名で、 合成層で指定する層名が地層名に相当すると考えていただいてかまいません。 合成層には、色調や記事のデータはありません。

表2−5−1 層の構成データ
層の構成データ 層下端深度 図模様 背景模様 層名 色調 記事
基本単位層 必須データ 必須データ 任意データ
模様表に連動するモード時に表示される
任意データ
土質名
任意データ 任意データ
最大30行まで
合成層 必須データ
基本単位層の下端深度から選択する
任意データ
盛土などの縦分割表示時の左側の模様
任意データ
模様表に連動しないモード時に表示される
任意データ
地層名または盛土など
なし なし






3.三大出力様式

3−1.柱状図
 1つのセルのデータを出力するものをすべて「柱状図」と呼びます。 簡易柱状図様式が基本ですが、それ以外の多彩な様式でプロットアウトすることができます。 ただ、N値詳細データや掘進の年月日、位置の緯度・経度などのデータは扱いませんので、 地盤調査の正式のボーリング柱状図はプロットできません。 略式の柱状図で大きさがA3縦までのものはプロットできます。



3−2.断面図
1つのポット内の1つ以上のセルデータを指定の位置関係データを用いて、 簡易柱状図群としてプロットアウトしたものを 「断面図」と呼ぶこととします。

 正式の地質断面図なら、地層線や地層の区別のためのハッチングなども出力しなければなりませんが、 このソフトでは、 指定縮尺で、簡易柱状図群をプロットすることまでしか行いません。
 「断面図」に関しては、出力をWINDOWSの印刷データ、 またはDXFファイル(または、画像データ) で行えますので、 層境界線や層分けの色塗り・ハッチングなどは、印刷物に手書きで追加していただくか、 DXFデータをCADソフトに読み込んで、 CADソフト上で追加していただくという、 そういう使い方を想定した、限定的な機能のものになっています。

画像に関しては、かなり小さな画像しか出力できません。 A4程度以上の大きな画像の処理をコンピュータ上で行うときは、 一旦、印刷したものをスキャナーで取り込んでいただくことしかできません。



3−3.単層図
 1つのセルの中の特定の基本単位層のデータだけを抽出して、 プロットするものを「単層図」と呼ぶこととします。 単層の扱いは、出力に限ったもので、入力では、単層データの入力はありません。 入力は、必ずポットを指定し、セルを指定して、 セル内の層を必要なところまで入力しなければなりません。







4.表示様式と図模様

4−1.データと表示様式の関係

 本ソフトでは、格納場所(特にセル)が大変重要で、表示様式は、 格納場所(セル)について指定する約束になっています。 データと表示様式は、直接的に関連づけられておらず、 表示(プロット)は、 表示時にそのセルに設定されている 表示様式に従って行われます。 あまり意味がないかもしれませんが、 通常の機械ボーリングのデータをオーガーボーリングの様式の柱状図にプロットしたり、 その逆も簡単にできます。オーガーボーリングのデータには当然N値のデータはありませんので、 このデータのN値は、「データのないN値箱」としてプロットされます。 様式は、セルごとに個別に細かく設定できますので、 機械ボーリングのデータとオーガーボーリングのデータを混在させた「断面図」の出力も簡単です。

1つのデータを多彩な形でプロットアウトできることが、本ソフトの大きな特徴になつています。



4−2.図模様と図模様表

4−2−1.図模様表の構成
柱状図の図模様は、3枚の「模様表」から、選び出して指定します。 模様の指定は、表番号と表内の列番号と行番号の指定になります。

普通の「土質」の表示模様用の表が第1表と第2表です。 第1表は「〜質○○」の模様を、第2表は「〜混じり○○」の模様の表になっています。 第3表は、特殊な「土質」と様々な「岩種」の表示模様の表になっています。

第1表と第2表では、行と列と両方に意味があります。 「〜質〇〇」や「〜混じり〇〇」の〇〇が同じものが同じ列に並び、〜が同じものが同じ行に並んでいます。 つまり、主な構成物ごとに列を作り、各構成物の混入物が同じものを同じ行にしてあります。 これに対して、第3表では、列だけに意味があり、行には意味がありません。 第3表では、主な構成物だけを表示しますので、混入物の概念はありません。 第3表では、硬さによる工学的分類による模様とか、成因ごとに岩種をまとめるなどして、 各列ごとに共通の性質のものをまとめています。列には意味を込めていますが、 行は、ただの偶然のならび順にすぎず、意味がありません。


表4−2−1 図模様表の構成
表名
(全体名)
表名 表内容
行または列の内容
図模様表 第1表 土質(〜質〇〇)の模様 主な構成物 「〜質〇〇」の 〇〇
混入物 「〜質〇〇」の 〜質
第2表 土質(〜混じり〇〇)の模様 主な構成物 「〜混じり〇〇」の 〇〇
混入物 「〜混じり〇〇」の 〜混じり
第3表 岩盤・特殊土・岩種の模様 模様内容別
  • 土質調査用-----工学的分類の岩盤模様
  • 土質調査用-----特殊土模様
  • 岩盤調査・地学研究用-----岩種模様
    • 火成岩模様
    • 堆積岩模様
    • 変成岩模様
    • 堆積物模様
  • その他 ------ 鉱滓模様、砕石模様など
意味をもたない


模様表の模様は、基本的には、同じ表の同じ列、同じ行の模様は、常に同じと考えていただいてかまいません。 しかし、模様の表示状態をかなり自由に可変にしている事項がいくつかあり、 これらに連動して、実際には異なった形態でプロットされることもしばしばあります。 これについては、次の4−2−2で説明します。



4−2−2.図模様表の固定値と非固定値
図模様が実際にプロットされる場面では、 図模様表の非固定値がいくつかあり、 これらの非固定値のそのときの設定値に従ったプロットが行われます。 図模様の非固定値=可変値と固定値=不変値は表4−2−2−1のようです。


表4−2−2−1 非固定値と固定値

a.非固定値=可変値 b.固定値=不変値 この表の説明でわかるように、固定値もユーザーが値を変更できないものの、 ソフトが自動で値を変更する場合もあります。

非固定値の内、「a−1.図模様の幅」と「a−6.図模様の線色」と「a−7.背景模様と背景線色」 は、第1表〜第3表に共通に適用される値で、 これ以外の「a−2.混入物の帯模様のバラメータ」〜 「a−5.砂質土の大小表現と点の配置」は、第1表と第2表のみに適用される値です。

第3表には混入物模様はありませんので、帯模様は関係がありません。 また、礫質土、ローム、砂質土は第1表・第2表の模様なので、やはり第3表には関係ありません。 非固定値の中の帯のパラメータについての具体的な定義と値の制限については、次の図4−2−2−1に示します。 (図模様の幅の制限については、5−1−2.柱状図箱で説明します。)
礫質土、ローム、砂質土の模様の変化については、第3巻の操作説明にしたがって、実際に操作して違いを確かめてください。

図4−2−2−1 図模様の帯のパラメータの定義と制限



c.図模様の表示の補足説明
図模様の表示の補足説明は次をクリックしてください。
図模様の表示の補足説明
 

4−2−3.図模様表の例示

第1表と第2表について、帯の条件を という設定にし、 その他の模様の設定を として、各々の模様表の一覧表(図)を描くと図4−2−3−1、図4−2−3−2のようになります。 第3表には幅以外の可変値がなく、一覧表はいつも一定幅でプロットされますで、 模様表の一覧表(図)はいつも同じ図4−2−3−3になります。

 
図4−2−3−1 図模様第1表の例




図4−2−3−2 図模様第2表の例




図4−2−3−3 図模様第3表



4−2−4.図模様の変更
図模様の変更は、「表示の様式設定」で、 「模様表フィルター」枠の「図模様表」ボタンをクリックして呼び出される 「図模様フィルターの設定」で行なえます。

設定項目によっては、値の組み合わせ如何で不都合を生じる場合もあります (4−2−2.図模様表の固定値と非固定値のc.図模様の表示の補足説明 参照) ので、これらに注意して設定値を決定します。

「図模様の設定」は、以下のような構成になっています。



図模様の線色の設定の「多色モード」の1つの図模様は1色ですが、柱状図は通常図模様の積み重ねになり、 図としては、多色になるので、「多色モード」と呼ぶこととしました。

図模様の線色の「多色モード」と、背景色「有」の同時指定も仕様上は可能ですが、 この組み合わせは、考えなく行うと著しく混乱しますで、あまり推奨できません。 背景色「有」の場合は、図模様の線色は「単色モード」にすることを推奨します。  

線色や背景色の表示効果は、図4−2−4−1〜図4−2−4−4で確認してください。

図4−2−4−1 背景色無、多色モードの表示例1




図4−2−4−2 背景色無、多色モードの表示例2




図4−2−4−3 背景色有、単色モード(黒)の表示例




図4−2−4−4 背景色有、多色モードの表示例



4−2−5.現在の設定図模様の一覧表示・印刷
図模様が準備されている状況で、主画面の「図模様表表示」ボタンをクリックすると、 第1表から第3表の選択ボタンの付いた「図模様表」フォームが出てきますので、 この中の見たい表のボタンをクリックします。 すると、指定の表の一覧表示フォームが出てきますので、 表示を画面で行なうなら「一覧プリビュー」ボタンを、 印刷するなら「一覧印刷」ボタンをクリックします。 各模様の形については、これで、現在の設定の一覧表を画面上に表示、 または印刷することができます。

組み込みデータで、「背景色なし、多色モード」での模様表の「一覧印刷」結果は、 図4−2−5−1、図4−2−5−2、図4−2−5−3にのようなものになります。

 
図4−2−5−1 図模様第1表(組み込みデータ・背景色なし・多色モード)の例




図4−2−5−2 図模様第2表(組み込みデータ・背景色なし・多色モード)の例




図4−2−5−3 図模様第3表(組み込みデータ・背景色なし・多色モード)

組み込みデータで、「背景色あり、単色モード(黒指定)」での模様表の「一覧印刷」結果は、 図4−2−5−4、図4−2−5−5、図4−2−5−6にのようなものになります。

 
図4−2−5−4 図模様第1表(組み込みデータ・背景色あり・単色モード゜[黒])




図4−2−5−5 図模様第2表(組み込みデータ・背景色あり・単色モード゜[黒])




図4−2−5−6 図模様第3表(組み込みデータ・背景色あり・単色モード゜[黒])



なお、背景模様の設定時に (「図模様設定」内で)、背景模様だけの一覧表示ができます。 その例を図4−2−5−7に示します。


図4−2−5−7 図模様第3表(背景模様のみの一覧印刷結果)






4−3.図模様と土質名(層相名)の対照関係
2010年  8月現在 仕様未定

4−3−1.図模様と模様名と土質名(層相名)
2010年  8月現在 仕様未定


4−3−2.図模様と土質名(層相名)の対照関係設定・変更
2010年  8月現在 仕様未定


4−3−3.土質名(層相名)が表示される所
2010年  8月現在 仕様未定



5.各様式の構成要素および固定値・非固定値

5−1.柱状図の構成要素

[=柱状図フィルター(柱状図用)]

柱状図の構成要素は個別に表示/非表示の選択ができます。(表示/非表示の箱単位での指定)
データが入っていないところで、箱を「表示」にすると、そのとき設定されている状態で枠線(罫線)などを引きます。
データがないことは、エラーにはなりません。 ないデータは描かない、 あるデータで、表示設定が「表示」になっているものを描くという原則で作られています。

5−1−1.深度目盛と深度箱
深度目盛は、柱状図の深度(など)を表示する目盛りで、各層の深度(など)には関係がありません。 一方、深度箱は、各層の下端深度(など)を表示する箱で、後述の層厚箱などと類似したものです。 機能には、似たところがありますが、完全に別々の要素です。 表示内容には関連するところもありますが、表示様式の構成要素としては互いに独立で、かつ、無関係です。

表5−1−1 深度目盛と深度箱
深度目盛の例 深度箱の例


深度目盛の非固定値(=ユーザー設定値)には、次のようなものがあります。

また、目盛の設定に関する非固定値(=ユーザー設定値)がこの他にいつくかあります。

詳細な説明は、次の項目をクリックしてご覧ください。

深度目盛の詳細説明



深度箱の非固定値(=ユーザー設定値)には、次のようなものがあります。

詳細な説明は、次の項目をクリックしてご覧ください。

深度箱の詳細説明



深度目盛、深度箱ともに「深度」の表示を「標高」、「標尺(上向き)」、 「標尺(下向き)」の表示に切り替えることができます。 「標尺(上向き)」、「標尺(下向き)」は多分に露頭柱状図を意識したもので、 露頭の上端にゼロを合わせて下向きの測った値が「標尺(下向き)」になり、 露頭の下端にゼロを合わせて上向きに測った値が「標尺(上向き)」になります。

深度目盛の線色と深度箱の線色は、ともに柱状図箱の柱状図外枠の色になります[準固定値]。



5−1−2.柱状図箱(図模様箱)
柱状図箱は、柱状図の主体の図模様の部分です。図5−1−2−1に1例を示します。


図5−1−2−1.柱状図箱の例

柱状図箱(図模様箱)の非固定値(=ユーザー設定値)には、次のようなものがあります。

また、柱状図箱のプロットには付加機能として、
があり、これらに関する非固定値(=ユーザー設定値)がいつくかあります。

詳細な説明は、次の項目をクリックしてご覧ください。

柱状図箱の詳細説明



5−1−3.水位記号
水位記号は図5−1−3−1のようなものです。


図5−1−3−1.水位記号の例

水位記号の非固定値(=ユーザー設定値)には次のものがあります。

詳細な説明は、次の項目をクリックしてご覧ください。

水位記号の詳細説明



5−1−4.土質名箱・色調箱など
このグループに属する箱には、

があります。 層の記述が主体なので、各々の箱は、基本的には各層の箱の集合体になります。 層に注目して、各層についての部分箱を「層箱」と呼ぶことにします。 表5−1−4−1に例を示します。

表5−1−4−1 土質名箱・色調箱などの例
箱名 層厚箱 色調箱 土質名箱 試料採取位置箱
箱の例


箱の配置は自由なので、当然、幅と離れを調整して、ぴったり合わせて隙間なく配置することもできます。
図5−1−4−1に箱どおしをぴったり付けたり、離したりしている例を示します。



図5−1−4−1

このグループに属する箱では、箱の線色は柱状図箱の柱状図外枠の色になります[準固定値]。 ただし、試料採取位置箱 では、例外的に試料採取位置記号の線色を設定できたり、文字色を設定できたりします。

前3者が比較的単純なつくりになっているのに対して、試料採取位置箱は、試料種類ごとの設定などがあり複雑な構成になっています。 層箱についても、試料採取位置箱の考え方は他の3箱と少し異なります。

詳細説明は、各々の項目をクリックしてご覧ください。

層厚箱・色調箱・土質名箱の詳細説明

試料採取箱の詳細説明



5−1−5.旗あげ
旗あげは、図5−1−5−1のようなものです。

図5−1−5−1 旗あげの例

旗あげの非固定値(=ユーザー設定値)

詳細説明は、次の項目をクリックしてご覧ください。

旗あげの詳細説明



5−1−6.表題箱
表題箱は、図5−1−6−1のようなものです。

図5−1−6−1 表題箱の例

表題箱の非固定値(=ユーザー設定値)

詳細説明は、次の項目をクリックしてご覧ください。

表題箱の詳細説明



5−1−7.N値箱
N値箱は、図5−1−7−1のようなものです。

図5−1−7−1 N値箱の例

N値箱の非固定値(=ユーザー設定値)

詳細説明は、次の項目をクリックしてご覧ください。

N値箱の詳細説明




5−1−8.記事箱
記事箱は図5−1−8−1のようなものです。


図5−1−8−1.記事箱の例

記事箱の非固定値(=ユーザー設定値)



記事箱の固定値
記事箱の線色は柱状図箱の柱状図外枠の色になります[準固定値]。

詳細な説明は、次の項目をクリックしてご覧ください。

記事箱の詳細説明



5−1−9.地表面記号
地表面記号は図5−1−9−1のようなものです。


図5−1−9−1.地表面記号の例

地表面記号の非固定値(=ユーザー設定値)には次のものがあります。

詳細な説明は、次の項目をクリックしてご覧ください。

地表面記号の詳細説明




5−1−10.Aタイプ(折線型)深度関数 -----(2010年  8月現在仕様詳細検討中)
「Aタイプ深度関数」とは、本ソフト独自のネーミングで、 深度に対して折れ線グラフを描く、たとえばN値のようなタイプの関数のことです。 「折れ線型」または、「折線型」とも表示することもあります。

関数番号0番から、12番まで13個の関数を扱えるようになっています。

このうち関数番号0番は、関数名「N値」、単位「回」で固定されていますが、 他の1番から12番は、各セルに対してユーザーが独自に定義できます。
ユーザーは、1番目から12番目の各関数について、各々1つだけ

を任意に定義できます。 データをこの単位で入れておけば、それを深度に対する折れ線グラフとして表示できます。 この関数名データと単位データと、深度と各測定値の全データは、すべてPOTデータになります。

次に示すグラフ化のときの設定値が様式データになります。 各関数の表示様式は、N値をもとに仕様決定したので、N値とほとんど同じような仕様になっています。




Aタイプ深度関数箱の非固定値(=ユーザー設定値)(各関数ごとに定義できる値)


本ソフトでは、POTデータでは、N値は完全にAタイプ深度関数データのゼロ番目の値として 扱われています。様式データでは、「5−1−7.N値箱」のように 独自の値として扱うのが原則ですが、 これとは別に一般のAタイプ深度関数と同様の表示も可能です。 N値は様式データでは、 独自のN値表示様式と、Aタイプ深度関数のゼロ番目の様式の 二重の様式をもっていることになります。



5−1−11.Bタイプ(区間型)深度関数
2010年  8月現在 仕様 未定



5−1−12.Cタイプ(多重折線型)深度関数
2010年  8月現在 仕様 未定



5−1−13.Dタイプ(多重区間型)深度関数
2010年  8月現在 仕様 未定



5−1−14.混入物記号
2010年  8月現在 仕様 未定



5−1−15.図面付箋
2010年  8月現在 仕様 未定




5−2.断面図の構成要素


5−2−1.断面図フィルターの構成

断面図フィルターの構成は次表のようです。

表5−2−1−1 断面図フィルターの構成
フィルター名 必須/任意 内容説明
セル−オフセット・フィルター
(投影法フィルター)
必須 折れ線投影フィルター
メッシュ投影フィルター
中心線縦横断投影フィルター
柱状図フィルター 必須 基本的に
5−1.柱状図の構成要素
と同じに設定される

特殊な使い方では、
独自設定も可
単層図フィルター 任意 5−3.単層図の構成要素中の
5−3−4.層フィルター

と同じに設定される



5−2−2.セル−オフセット・フィルター(投影法フィルター)
断面をどのように投影するか、投影方法を反映するためのフィルターです。
3フィルターの内の1つを選択します。断面図作成に投影法フィルターは必須になります。

5−2−2−1.折れ線投影フィルター
ボーリング孔を屈曲点とする折れ線線分でつないで、1つの(長い)断面を作成するときに用います。

孔の配置順、孔間距離計算、投影は表投影か裏投影かなどの計算・設定を行います。

5−2−2−2.メッシュ投影フィルター
建築物の敷地などで、縦横の直交するメッシュの座標データが各ボーリング孔に与えられていて、 かつ、メッシュの線方向に断面(線)を引いて、ここに断面を投影するときに用います。

孔の配置順、孔間距離計算、投影は表投影か裏投影かなどの計算・設定を行います。

5−2−2−3.中心線縦横断投影フィルター
道路や河川、下水道などで、曲線の中心線上の追加距離と、中心線からの離れの距離で ボーリング孔の位置が与えられていて、かつ、中心線上に断面を投影するときに用います。

孔の配置順、孔間距離計算、投影は表投影か裏投影かなどの計算・設定を行います。

5−2−3.柱状図フィルター(断面図用)
基本的に、5−1.柱状図の構成要素と同じに設定されますが、特殊な使い方では、独自設定も可です。
(柱状図)様式の全項目について、各セルごとに、柱状図用の設定と断面図用の設定と単層図用の設定があって、通常は、 同一セルのこれらの値は、柱状図での設定時にすべて同じ値にそろえられます。 しかし、「柱状図・断面図・単層図別設定モード」という特殊なモードにしておくと、 柱状図・断面図・単層図で、各々別の値(表示様式)を設定にすることが出来るようになります。

ただし、このモードでも1セルの断面図用の設定は1つだけですので、1セルの断面図上の表示様式は1つだけです。 同一のボーリング孔について、断面図によって、表示様式を使い分けることはできません。

5−2−4.単層図フィルター
「5−3.単層図の構成要素」中の「5−3−4.層フィルター」と同じに設定されます。
柱状図フィルターとは異なり、独自設定はできません。

5−3.単層図の構成要素

5−3−1.単層図フィルターの構成

5−3−2.柱状図フィルター(単層図用)
基本的に、5−1.柱状図の構成要素と同じに設定されますが、特殊な使い方では、独自設定も可です。
(柱状図)様式の全項目について、各セルごとに、柱状図用の設定と断面図用の設定と単層図用の設定があって、通常は、 同一セルのこれらの値は、柱状図での設定時にすべて同じ値にそろえられます。 しかし、「柱状図・断面図・単層図別設定モード」という特殊なモードにしておくと、 柱状図・断面図・単層図で、各々別の値(表示様式)を設定にすることが出来るようになります。

単層図の場合は、このフィルターにさらに次の2つのフィルターを通して、データを出力することになります。

5−3−3.鉛直オフセット・フィルター
柱状図のプロットでは、常に原点の高さが地表面になりますが、 単層図では、単層図用の鉛直オフセットを付けることができます。このオフセット用のフィルターです。

5−3−4.層フィルター
多層の中のどの層の図を描かせるかの選択と、非選択の層を空箱表示にするか、線表示にするか、無表示にするかの選択のためのフィルターです。 1層表示が原則ですが、2層、3層の表示までできるようになっています。4層以上の表示はできません。







6.データ出力形式と用紙・画像の大きさ

6−1.データ出力形式
データの出力形式には、

の3つが用意されており、印刷プリビューなどの多くの局面で、 この3つの中から好きな出力形式を選択できます。 形式ごとに出力できる用紙の大きさ、 または画像の大きさなどの、かなり厳しい制限があります。


非常に廉価〜無料で入手できるCADソフトとして、 JWW(Jw_cad for Windows)があります。 本ソフトとJWWの組み合わせなら、大変廉価で高機能な断面図作図処理シテスムになります。


6−2.大きさ

6−2−1.印刷
印刷の用紙の大きさ・向きは、A4縦、A4横、A3縦、A3横の4種類だけが用意されています。 その他の大きさ・向きはありません。

6−2−2.画像(bitmap)
印刷の用紙の大きさ・向きに対応して、A4縦、A4横、A3縦、A3横の 印刷の縮小(レイアウト)表示を 画像(bitmap)として出力できます。

本ソフトは、縦600ピクセル×横800ピクセルの画面使用を前提として、 Visual Basic Ver 4.0 というツールで作成しています。 この組み合わせでは画面上に作れるキャンバス (正確にはフォーム)の大きさは、 最大でも、縦 約129mm × 横 約171mm に限定されます。 紙の大きさはA4縦で、高さ297mm×幅210mmで、 A3縦では、高さ420mm×幅297mmですから、原寸でのプロットはとてもできません。 縮小してプロット可能な紙の大きさ・向きと縮小率の関係を表6−2−2−1に示します。

表6−2−2−1 画面上に描画可能な大きさ
紙の
大きさ・向き
縮小率
50% 45% 40% 35% 30%
A4横
A4縦 × ×
A3横 × ×
A3縦 × × × ×
凡例
   ×:大きすぎて描画できない。
   〇:描画可能。

表6−2−2−1 で、画面上に描画可能(〇)になっている組み合わせのみ描画可能です。

縮小表示は、図形に関しては正確な縮小になりますが、文字の縮小は行いません。 文字列表示位置にそのことを示す矩形が表示されるだけです。 全体としては、正確な縮小図ではなく、レイアウト表示図になります。

正確な図のビットマップが必要な場合は、 印刷したもの、または、CADソフト経由でプロッター出力したものを、 改めてスキャナーで読み込んでください。

なお、これはあくまで画面表示と画像データ(bitmap)の話です。 直接プリンターに出力する場合や、DXFファイルをCADソフト経由でプロッター出力する場合には 全く関係がありませんので、 誤解のないようにお願いいたします。

なお、印刷プリビューで表示される部分画像については、 ここから、画像データ(Bitmap)としてイメージ保存できる機能が、おまけ機能としてついています。 これは、「部分図保存」といっています。 大きさは、幅約560ピクセル×高さ約435ピクセル程です。

全体縮小(レイアウト)保存も、 部分図保存もプリビューの「画像出力」ボタンのクリックで開始します。 操作の詳細は第3巻の該当箇所をご覧ください。

6−2−3.CADデータ(DXF)
DXFデータの想定用紙の大きさ・向きは、印刷のときと同様の A4縦、A4横、A3縦、A3横の4種類の他、 A2縦、A2横、A1縦、A1横の4種類も用意されています。 しかし、A0やB系列の大きさ、その他の大きさは用意されていません。




7.文字の大きさと色

7−1.文字の大きさ
文字の大きさは1出力先について1種類です。文字の大きさはすべて固定値で、変更できません。


7−2.文字の色

7−2−1.原則
文字の色は、原則として「黒」です。次にあげる例外以外はすべて「黒」になります。

7−2−2.例外1−水位
水位の深度を示す文字(列)の色は、黒でない独自色を設定することができます。 詳細は、「5−1−3.水位記号」の詳細説明のとおりです。

7−2−3.例外2−試料
試料採取の位置の深度と試料番号を示す文字(列)の色は、黒でない独自色を設定することができます。 詳細は、「5−1−4.土質名箱・色調箱など」の中の「試料採取位置箱」の詳細説明のとおりです。

7−2−4.例外3−記事
(観察)記事の文の文字(列)の色は、黒色にするモードと、 柱状図外枠線の色にするモードと、全くの独自色にするモードの 3モードが用意されています。 いずれのモードも、色はセル単位で設定します。 詳細は、「5−1−8.記事箱」の詳細説明のとおりです。

7−2−4.例外4−地表面記号
地表面の標高、または地表面を示す文字「G.L.」の色は、黒でない独自色を設定することができます。 詳細は、「5−1−9.地表面記号」の詳細説明のとおりです。






8.色の指定と色の集約

8−1.色の指定
線色や文字色を設定する場面での色指定は、当事業所の別製品である「色名RGB辞書」の辞書データを用いて指定します。 ただ、用いるのは辞書データだけで、一般的な色は網羅してある付録データが本製品についていますので、 一般的な色を扱っている限り「色名RGB辞書」の使用の必要はありません。本製品の付録辞書だけで色指定できます。

「色の設定」では、最初に色名辞書を読み込んでおいて、後でその検索をします。 辞書読み込みは、立ち上げ後に1度行っておけば2度行必要はありません。

検索方法には、色見本を表示して、その中から選択する方法と、色名(登録語)をキーボードで入れて、該当する色を選択する方法とがあり、 指定の都度好きな方法を選べます。 どちらの方法でも、データには色名が読み込まれますので、微妙な色は色名を覚えておけば扱いやすくなります。


(色の指定に関連する詳細については、「色名RGB辞書」の説明を見ていただくと理解しやすくなります。)



8−2.色の集約

8−2−1.集約と非集約の選択
色の集約は、色をピクセル単位で細かく扱える系統の処理方法と、 少数の色しか扱えない処理方法との間のギャップを埋めることを目的とした処理です。 複雑な多数の色を単純な限られた色に集約します。 色の集約は、データ作図時に集約フィルターを通すことで行います。 集約フィルターを通すことが必須のDXF出力と、それ以外の出力先があります。(次表)

表8−1.出力先別の色の集約フィルターの扱い
出力先 色の集約フィルター通過
印刷 任意
画像 任意
DXF 必須
色の集約フィルターを通さないデータは、#000000〜#FFFFFF の間のすべての色をそのまま出力します。(非集約)



8−2−2.集約方法の選択
色の集約は、主にDXFを対象にしていますので、DXFの色モードに合わせて、8色16色256色の3通りをそろえるべきですが、 256色モードは、実用性の少ないモードであり、かつプログラム化困難と考えて作らないことにします。 したがって、色数の少ない方から、8色モードと16色モードの2つのモードを用意します。

DXFの色指定の考え方は、黒地のスクリーンに色付きの線を引くことを想定し、色数には地色を数えているようで、 8色モードで実質的に指定できる線色は7色に、16色モードで実質的に指定できる線色は15色になります。


表8−2.色の集約のモード
モード名 フィルター通過前の色 フィルター通過後の色 色の集約のルール
8色モード 65536色
#000000〜#FFFFFF
実質7色
2010年  8月現在
色の集約のルール(?)
1.赤
2.黄色
3.緑
4.水色
5.青
6.紫
7.白
16色モード 65536色
#000000〜#FFFFFF
実質15色 2010年  8月現在
色の集約のルール(?)
1.赤
2.黄色
3.緑
4.水色
5.青
6.紫
7.白
8.黒または灰
9.暗い赤
10.暗い黄色
11.暗い緑
12.暗い水色
13.暗い青
14.暗い紫
15.暗い白=灰


8−2−3.集約データの扱い
2010年  8月現在 仕様 未定


9.作業環境

9−1.作業対象ファイルの指定
2010年  8月現在 仕様 未定



9−2.表示画面の背景色
プリビュー画面などの背景色は、

1. 明灰色 (#E0E0E0) [ 色見本 ]
2. 白色 (#FFFFFF) [ 色見本 ]
3. 黒色 (#000000) [ 色見本 ]
4. 暗灰色 (#505050) [ 色見本 ]

の4色の内から1色を選ぶ仕様になっています。

完成図を白色の紙に印刷したイメージに近い感じを得るには、背景は「白色」が最適ですが、 特にCRTでは背景が白は目が疲れるので、 「明灰色」を主に使うように、立ち上げ時は「明灰色」になるようにしてあります。 データの印刷を考えない、目にやさしい使用法向けの設定として、背景色「黒色」を用意しました。 また、補助的な意味で、背景色「暗灰色」も用意して、4色の仕様としました。

印刷出力・DXF出力には背景色の設定がありませんので、 表示画面の背景色は、画像(ビットマップ)データ以外の印刷出力・DXF出力には全く関係がありません。

なお、図模様表や図模様の線色指定表や背景模様の線色指定表の図模様欄の背景色も、 各々の表をセットした時点での、表示画面の背景色の設定を反映したものになります。

表示画面の背景色などの作業環境は、POTデータや様式データとは別の独立したデータです。 作業環境の保存はできません。立ち上げの都度最適な環境を設定してください。



9−3.色指定時に最初に表示する色見本
主画面の下の方にある「作業環境」ボタンをクリックして出てくる「作業環境の設定」の中の 「色指定時に最初に表示する色見本」枠の中で、

のいずれかを選択します。

なお、立ち上げ時は、英語名辞書になっています。 また、「色名−色変換」による色指定には、この設定は無関係です。