1−1.プログラムとデータ
本システムの基本は、プログラムは入力データに適切な変換を加えて、
出力データを出す一種のフィルターであるという考え方です。
プログラムでは、データ格納場所を確保して、ここのデータを変形して出力します。
プログラム作成上、データ格納場所の大きさを固定することで、色々な面で簡略化が可能になります。
簡素化することで得られた余力を出力様式の拡充の方面に当てると、
1つのデータをいろいろな形(様式)で出力できる、そんなブログラム作りが可能になります。
本ソフトは、データ格納には、少し融通がきかないが、データ出力には、
大いに融通のきくシステムを目指しています。
プログラム中に36本の柱状図データが入る固定の格納場所1つを作って、
すべての作業をここのデータを中心に行うという基本設計になっています。
1−2.「柱状図ポット」と「フィルター」
中心の格納場所を「柱状図ポット」または、単に「ポット」(POT)と呼ぶことにします。
そして、その中の1本の柱状図データの格納部分を「柱状図セル」、
または、単に「セル」(CELL)と呼ぶことにします。
プログラムの全体像を抽象的に、単純化して描くと図1−2−1のようです。

図1−2−1 簡略概念図
入力元のデータを適当な「入力フィルター」を介して、データ変換して、「ポット」に納め、
次いで、この格納データを適当な「出力フィルター」を介して、図面などの形にデータ変換します。
1−3.「フィルター」の種類と構成
既存のJACIC様式のデータや、
国土交通省の提示した様式
(ここでは、「国交省様式」と表現します。)
のデータに対応する「入力フィルター」を用意しています。
データを直接手入力する手段として「直接入力フィルター」があります。
出力の方は、簡易柱状図用の「柱状図フィルター」と、
「断面図」出力用の「断面図フィルター」と、
「単層図」出力用の「層フィルター」が用意されています。
1−4.プログラムの構成
本プログラムは、これらのフィルターの内側に「模様表変換表」や「模様表フィルター」を配して、
中心にPOTを置く構成になっています。
「これら2のフィルターの設定」と「出力フィルターの設定」を「柱状図本体データ」とは切り離した、
「フィルター状態データ(=表示様式設定データ)」として、
作成・保存・読み出しが出来るような設計になっています。

2−1.ポットとセル
一つの調査物件が1つのポットデータに、一本の柱状図が1つのセルデータに該当すると考えてください。
このソフトでは、データの格納場所を重視しますので、
各々の格納場所をわざわざポット、セルと呼ぶことにしています。
| データ格納場所の名称 | 実務でのデータ単位 |
|---|---|
| (柱状図)ポット | 調査物件 |
| セル | ボーリングデータ |
2−2.ポットの構成
1つのポットが1つのファイルになり、この中に格納できるセルのデータは、36本までです。
36本以上の柱状図データを扱う場合は、複数のポット(ファイル)
に分割して入れてください。
ポットは、ポットの属性データ(調査件名など)と36本のセルデータと、
断面図の表示に用いる、
セル群の位置データとから構成されています。
| ポット | ポット属性データ | 調査件名など |
|---|---|---|
| 36セル | 36本のボーリングデータ | |
| 断面図用位置関係データ | 各ボーリング孔口の3次元位置情報 |
2−3.セルの構成
1つのセルは、セルの属性データ(孔名・標高・水位など)と、48層までの層データ、
100点までのN値データなどの深度関数とから構成されています。
| セル | セル属性データ | 孔名・孔口標高・水位など |
|---|---|---|
| 48層の層データ | 層下端深度・図模様・土質名など | |
| 深度関数データ | 100点までの N値データ |
|
|
100点までの その他の深度関数値 原位置試験値・土質試験値など |
2−4.基本単位層と合成層
セルの層データは、基本単位層が基本で、層データの入力には、基本単位層のデータ入力が必須です。
ほとんどの処理は、基本単位層について行います。
合成層は、盛り土などで、層内を細分するとき、または、土層とは別に、
何枚かの土層を一括して地層として扱いたい場合に用いる
特別な層区分です。合成層は、基本単位層を元に指定します。
合成層の指定は、しても、しなくても良い任意指定事項です。
| 層データ | 基本単位層 | 必須データ | ほとんどの作図の基本データ |
|---|---|---|---|
| 合成層 | 任意データ |
|
2−5.層の構成データ
層(基本単位層)の記述には、層下端深度と図模様(後述)が必須で、任意入力データとして、
土質名(層名)、色調、記事などがあります。
合成層の下端深度は、基本単位層で指定した値から選択しますが、図模様と背景模様と層名については、
基本単位層での指定と無関係のものが指定できます。
概ね基本単位層で指定する層名が土質名で、
合成層で指定する層名が地層名に相当すると考えていただいてかまいません。
合成層には、色調や記事のデータはありません。
| 層の構成データ | 層 | 層下端深度 | 図模様 | 背景模様 | 層名 | 色調 | 記事 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 基本単位層 | 必須データ | 必須データ | 任意データ 模様表に連動するモード時に表示される |
任意データ 土質名 |
任意データ | 任意データ 最大30行まで |
|
| 合成層 | 必須データ 基本単位層の下端深度から選択する |
任意データ 盛土などの縦分割表示時の左側の模様 |
任意データ 模様表に連動しないモード時に表示される |
任意データ 地層名または盛土など |
なし | なし |
3−1.柱状図
1つのセルのデータを出力するものをすべて「柱状図」と呼びます。
簡易柱状図様式が基本ですが、それ以外の多彩な様式でプロットアウトすることができます。
ただ、N値詳細データや掘進の年月日、位置の緯度・経度などのデータは扱いませんので、
地盤調査の正式のボーリング柱状図はプロットできません。
略式の柱状図で大きさがA3縦までのものはプロットできます。
3−2.断面図
1つのポット内の1つ以上のセルデータを指定の位置関係データを用いて、
簡易柱状図群としてプロットアウトしたものを
「断面図」と呼ぶこととします。
正式の地質断面図なら、地層線や地層の区別のためのハッチングなども出力しなければなりませんが、
このソフトでは、
指定縮尺で、簡易柱状図群をプロットすることまでしか行いません。
「断面図」に関しては、出力をWINDOWSの印刷データ、
またはDXFファイル(または、画像データ)
で行えますので、
層境界線や層分けの色塗り・ハッチングなどは、印刷物に手書きで追加していただくか、
DXFデータをCADソフトに読み込んで、
CADソフト上で追加していただくという、
そういう使い方を想定した、限定的な機能のものになっています。
画像に関しては、かなり小さな画像しか出力できません。
A4程度以上の大きな画像の処理をコンピュータ上で行うときは、
一旦、印刷したものをスキャナーで取り込んでいただくことしかできません。
3−3.単層図
1つのセルの中の特定の基本単位層のデータだけを抽出して、
プロットするものを「単層図」と呼ぶこととします。
単層の扱いは、出力に限ったもので、入力では、単層データの入力はありません。
入力は、必ずポットを指定し、セルを指定して、
セル内の層を必要なところまで入力しなければなりません。
4−1.データと表示様式の関係
本ソフトでは、格納場所(特にセル)が大変重要で、表示様式は、
格納場所(セル)について指定する約束になっています。
データと表示様式は、直接的に関連づけられておらず、
表示(プロット)は、
表示時にそのセルに設定されている
表示様式に従って行われます。
あまり意味がないかもしれませんが、
通常の機械ボーリングのデータをオーガーボーリングの様式の柱状図にプロットしたり、
その逆も簡単にできます。オーガーボーリングのデータには当然N値のデータはありませんので、
このデータのN値は、「データのないN値箱」としてプロットされます。
様式は、セルごとに個別に細かく設定できますので、
機械ボーリングのデータとオーガーボーリングのデータを混在させた「断面図」の出力も簡単です。
1つのデータを多彩な形でプロットアウトできることが、本ソフトの大きな特徴になつています。
4−2−1.図模様表の構成
柱状図の図模様は、3枚の「模様表」から、選び出して指定します。
模様の指定は、表番号と表内の列番号と行番号の指定になります。
普通の「土質」の表示模様用の表が第1表と第2表です。
第1表は「〜質○○」の模様を、第2表は「〜混じり○○」の模様の表になっています。
第3表は、特殊な「土質」と様々な「岩種」の表示模様の表になっています。
第1表と第2表では、行と列と両方に意味があります。
「〜質〇〇」や「〜混じり〇〇」の〇〇が同じものが同じ列に並び、〜が同じものが同じ行に並んでいます。
つまり、主な構成物ごとに列を作り、各構成物の混入物が同じものを同じ行にしてあります。
これに対して、第3表では、列だけに意味があり、行には意味がありません。
第3表では、主な構成物だけを表示しますので、混入物の概念はありません。
第3表では、硬さによる工学的分類による模様とか、成因ごとに岩種をまとめるなどして、
各列ごとに共通の性質のものをまとめています。列には意味を込めていますが、
行は、ただの偶然のならび順にすぎず、意味がありません。
| 表名 (全体名) |
表名 | 表内容 | 列 行 |
行または列の内容 |
|---|---|---|---|---|
| 図模様表 | 第1表 | 土質(〜質〇〇)の模様 | 列 | 主な構成物 「〜質〇〇」の 〇〇 |
| 行 | 混入物 「〜質〇〇」の 〜質 | |||
| 第2表 | 土質(〜混じり〇〇)の模様 | 列 | 主な構成物 「〜混じり〇〇」の 〇〇 | |
| 行 | 混入物 「〜混じり〇〇」の 〜混じり | |||
| 第3表 | 岩盤・特殊土・岩種の模様 | 列 | 模様内容別
|
|
| 行 | 意味をもたない |
模様表の模様は、基本的には、同じ表の同じ列、同じ行の模様は、常に同じと考えていただいてかまいません。
しかし、模様の表示状態をかなり自由に可変にしている事項がいくつかあり、
これらに連動して、実際には異なった形態でプロットされることもしばしばあります。
これについては、次の4−2−2で説明します。
4−2−2.図模様表の固定値と非固定値
図模様が実際にプロットされる場面では、
図模様表の非固定値がいくつかあり、
これらの非固定値のそのときの設定値に従ったプロットが行われます。
図模様の非固定値=可変値と固定値=不変値は表4−2−2−1のようです。




4−2−4.図模様の変更
図模様の変更は、「表示の様式設定」で、
「模様表フィルター」枠の「図模様表」ボタンをクリックして呼び出される
「図模様フィルターの設定」で行なえます。
設定項目によっては、値の組み合わせ如何で不都合を生じる場合もあります
(4−2−2.図模様表の固定値と非固定値のc.図模様の表示の補足説明 参照)
ので、これらに注意して設定値を決定します。
図模様の線色の設定の「多色モード」の1つの図模様は1色ですが、柱状図は通常図模様の積み重ねになり、
図としては、多色になるので、「多色モード」と呼ぶこととしました。
図模様の線色の「多色モード」と、背景色「有」の同時指定も仕様上は可能ですが、 この組み合わせは、考えなく行うと著しく混乱しますで、あまり推奨できません。 背景色「有」の場合は、図模様の線色は「単色モード」にすることを推奨します。
線色や背景色の表示効果は、図4−2−4−1〜図4−2−4−4で確認してください。

図4−2−4−1 背景色無、多色モードの表示例1

図4−2−4−2 背景色無、多色モードの表示例2

図4−2−4−3 背景色有、単色モード(黒)の表示例

図4−2−4−4 背景色有、多色モードの表示例
4−2−5.現在の設定図模様の一覧表示・印刷
図模様が準備されている状況で、主画面の「図模様表表示」ボタンをクリックすると、
第1表から第3表の選択ボタンの付いた「図模様表」フォームが出てきますので、
この中の見たい表のボタンをクリックします。
すると、指定の表の一覧表示フォームが出てきますので、
表示を画面で行なうなら「一覧プリビュー」ボタンを、
印刷するなら「一覧印刷」ボタンをクリックします。
各模様の形については、これで、現在の設定の一覧表を画面上に表示、
または印刷することができます。
組み込みデータで、「背景色なし、多色モード」での模様表の「一覧印刷」結果は、
図4−2−5−1、図4−2−5−2、図4−2−5−3にのようなものになります。

図4−2−5−1 図模様第1表(組み込みデータ・背景色なし・多色モード)の例

図4−2−5−2 図模様第2表(組み込みデータ・背景色なし・多色モード)の例

図4−2−5−3 図模様第3表(組み込みデータ・背景色なし・多色モード)
組み込みデータで、「背景色あり、単色モード(黒指定)」での模様表の「一覧印刷」結果は、
図4−2−5−4、図4−2−5−5、図4−2−5−6にのようなものになります。

図4−2−5−4 図模様第1表(組み込みデータ・背景色あり・単色モード゜[黒])

図4−2−5−5 図模様第2表(組み込みデータ・背景色あり・単色モード゜[黒])

図4−2−5−6 図模様第3表(組み込みデータ・背景色あり・単色モード゜[黒])
なお、背景模様の設定時に
(「図模様設定」内で)、背景模様だけの一覧表示ができます。
その例を図4−2−5−7に示します。

図4−2−5−7 図模様第3表(背景模様のみの一覧印刷結果)
4−3−1.図模様と模様名と土質名(層相名)
2010年 8月現在 仕様未定
4−3−2.図模様と土質名(層相名)の対照関係設定・変更
2010年 8月現在 仕様未定
4−3−3.土質名(層相名)が表示される所
2010年 8月現在 仕様未定
5−1.柱状図の構成要素
[=柱状図フィルター(柱状図用)]
柱状図の構成要素は個別に表示/非表示の選択ができます。(表示/非表示の箱単位での指定)
データが入っていないところで、箱を「表示」にすると、そのとき設定されている状態で枠線(罫線)などを引きます。
データがないことは、エラーにはなりません。
ないデータは描かない、
あるデータで、表示設定が「表示」になっているものを描くという原則で作られています。
5−1−1.深度目盛と深度箱
深度目盛は、柱状図の深度(など)を表示する目盛りで、各層の深度(など)には関係がありません。
一方、深度箱は、各層の下端深度(など)を表示する箱で、後述の層厚箱などと類似したものです。
機能には、似たところがありますが、完全に別々の要素です。
表示内容には関連するところもありますが、表示様式の構成要素としては互いに独立で、かつ、無関係です。
表5−1−1 深度目盛と深度箱
| 深度目盛の例 | 深度箱の例 |
![]() |
![]() |
深度目盛の非固定値(=ユーザー設定値)には、次のようなものがあります。
深度箱の非固定値(=ユーザー設定値)には、次のようなものがあります。
深度目盛、深度箱ともに「深度」の表示を「標高」、「標尺(上向き)」、
「標尺(下向き)」の表示に切り替えることができます。
「標尺(上向き)」、「標尺(下向き)」は多分に露頭柱状図を意識したもので、
露頭の上端にゼロを合わせて下向きの測った値が「標尺(下向き)」になり、
露頭の下端にゼロを合わせて上向きに測った値が「標尺(上向き)」になります。
深度目盛の線色と深度箱の線色は、ともに柱状図箱の柱状図外枠の色になります[準固定値]。
5−1−2.柱状図箱(図模様箱)
柱状図箱は、柱状図の主体の図模様の部分です。図5−1−2−1に1例を示します。

図5−1−2−1.柱状図箱の例
柱状図箱(図模様箱)の非固定値(=ユーザー設定値)には、次のようなものがあります。
5−1−3.水位記号
水位記号は図5−1−3−1のようなものです。

図5−1−3−1.水位記号の例
水位記号の非固定値(=ユーザー設定値)には次のものがあります。
5−1−4.土質名箱・色調箱など
このグループに属する箱には、
| 箱名 | 層厚箱 | 色調箱 | 土質名箱 | 試料採取位置箱 |
| 箱の例 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |

5−1−5.旗あげ
旗あげは、図5−1−5−1のようなものです。
図5−1−5−1 旗あげの例
旗あげの非固定値(=ユーザー設定値)
5−1−6.表題箱
表題箱は、図5−1−6−1のようなものです。
図5−1−6−1 表題箱の例
表題箱の非固定値(=ユーザー設定値)
5−1−7.N値箱
N値箱は、図5−1−7−1のようなものです。
図5−1−7−1 N値箱の例
N値箱の非固定値(=ユーザー設定値)
5−1−8.記事箱
記事箱は図5−1−8−1のようなものです。

図5−1−8−1.記事箱の例
記事箱の非固定値(=ユーザー設定値)
5−1−9.地表面記号
地表面記号は図5−1−9−1のようなものです。

図5−1−9−1.地表面記号の例
地表面記号の非固定値(=ユーザー設定値)には次のものがあります。
5−1−10.Aタイプ(折線型)深度関数
-----(2010年 8月現在仕様詳細検討中)
「Aタイプ深度関数」とは、本ソフト独自のネーミングで、
深度に対して折れ線グラフを描く、たとえばN値のようなタイプの関数のことです。
「折れ線型」または、「折線型」とも表示することもあります。
関数番号0番から、12番まで13個の関数を扱えるようになっています。
このうち関数番号0番は、関数名「N値」、単位「回」で固定されていますが、
他の1番から12番は、各セルに対してユーザーが独自に定義できます。
ユーザーは、1番目から12番目の各関数について、各々1つだけ
5−1−11.Bタイプ(区間型)深度関数
2010年 8月現在 仕様 未定
5−1−12.Cタイプ(多重折線型)深度関数
2010年 8月現在 仕様 未定
5−1−13.Dタイプ(多重区間型)深度関数
2010年 8月現在 仕様 未定
5−1−14.混入物記号
2010年 8月現在 仕様 未定
5−1−15.図面付箋
2010年 8月現在 仕様 未定
5−2−1.断面図フィルターの構成
断面図フィルターの構成は次表のようです。
表5−2−1−1 断面図フィルターの構成
| フィルター名 | 必須/任意 | 内容説明 |
| セル−オフセット・フィルター (投影法フィルター) |
必須 | 折れ線投影フィルター |
| メッシュ投影フィルター | ||
| 中心線縦横断投影フィルター | ||
| 柱状図フィルター | 必須 | 基本的に 5−1.柱状図の構成要素 と同じに設定される 特殊な使い方では、 独自設定も可 |
| 単層図フィルター | 任意 |
5−3.単層図の構成要素中の 5−3−4.層フィルター と同じに設定される |
5−2−2−1.折れ線投影フィルター
ボーリング孔を屈曲点とする折れ線線分でつないで、1つの(長い)断面を作成するときに用います。
孔の配置順、孔間距離計算、投影は表投影か裏投影かなどの計算・設定を行います。
5−2−2−2.メッシュ投影フィルター
建築物の敷地などで、縦横の直交するメッシュの座標データが各ボーリング孔に与えられていて、
かつ、メッシュの線方向に断面(線)を引いて、ここに断面を投影するときに用います。
孔の配置順、孔間距離計算、投影は表投影か裏投影かなどの計算・設定を行います。
5−2−2−3.中心線縦横断投影フィルター
道路や河川、下水道などで、曲線の中心線上の追加距離と、中心線からの離れの距離で
ボーリング孔の位置が与えられていて、かつ、中心線上に断面を投影するときに用います。
孔の配置順、孔間距離計算、投影は表投影か裏投影かなどの計算・設定を行います。
5−2−3.柱状図フィルター(断面図用)
基本的に、5−1.柱状図の構成要素と同じに設定されますが、特殊な使い方では、独自設定も可です。
(柱状図)様式の全項目について、各セルごとに、柱状図用の設定と断面図用の設定と単層図用の設定があって、通常は、
同一セルのこれらの値は、柱状図での設定時にすべて同じ値にそろえられます。
しかし、「柱状図・断面図・単層図別設定モード」という特殊なモードにしておくと、
柱状図・断面図・単層図で、各々別の値(表示様式)を設定にすることが出来るようになります。
ただし、このモードでも1セルの断面図用の設定は1つだけですので、1セルの断面図上の表示様式は1つだけです。
同一のボーリング孔について、断面図によって、表示様式を使い分けることはできません。
5−2−4.単層図フィルター
「5−3.単層図の構成要素」中の「5−3−4.層フィルター」と同じに設定されます。
柱状図フィルターとは異なり、独自設定はできません。
5−3−2.柱状図フィルター(単層図用)
基本的に、5−1.柱状図の構成要素と同じに設定されますが、特殊な使い方では、独自設定も可です。
(柱状図)様式の全項目について、各セルごとに、柱状図用の設定と断面図用の設定と単層図用の設定があって、通常は、
同一セルのこれらの値は、柱状図での設定時にすべて同じ値にそろえられます。
しかし、「柱状図・断面図・単層図別設定モード」という特殊なモードにしておくと、
柱状図・断面図・単層図で、各々別の値(表示様式)を設定にすることが出来るようになります。
単層図の場合は、このフィルターにさらに次の2つのフィルターを通して、データを出力することになります。
5−3−3.鉛直オフセット・フィルター
柱状図のプロットでは、常に原点の高さが地表面になりますが、
単層図では、単層図用の鉛直オフセットを付けることができます。このオフセット用のフィルターです。
5−3−4.層フィルター
多層の中のどの層の図を描かせるかの選択と、非選択の層を空箱表示にするか、線表示にするか、無表示にするかの選択のためのフィルターです。
1層表示が原則ですが、2層、3層の表示までできるようになっています。4層以上の表示はできません。
6−1.データ出力形式
データの出力形式には、
6−2−1.印刷
印刷の用紙の大きさ・向きは、A4縦、A4横、A3縦、A3横の4種類だけが用意されています。
その他の大きさ・向きはありません。
6−2−2.画像(bitmap)
印刷の用紙の大きさ・向きに対応して、A4縦、A4横、A3縦、A3横の
印刷の縮小(レイアウト)表示を
画像(bitmap)として出力できます。
本ソフトは、縦600ピクセル×横800ピクセルの画面使用を前提として、
Visual Basic Ver 4.0 というツールで作成しています。
この組み合わせでは画面上に作れるキャンバス
(正確にはフォーム)の大きさは、
最大でも、縦 約129mm × 横 約171mm に限定されます。
紙の大きさはA4縦で、高さ297mm×幅210mmで、
A3縦では、高さ420mm×幅297mmですから、原寸でのプロットはとてもできません。
縮小してプロット可能な紙の大きさ・向きと縮小率の関係を表6−2−2−1に示します。
表6−2−2−1 画面上に描画可能な大きさ
| 紙の 大きさ・向き |
縮小率 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 50% | 45% | 40% | 35% | 30% | |
| A4横 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| A4縦 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
| A3横 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
| A3縦 | × | × | × | × | 〇 |
縮小表示は、図形に関しては正確な縮小になりますが、文字の縮小は行いません。
文字列表示位置にそのことを示す矩形が表示されるだけです。
全体としては、正確な縮小図ではなく、レイアウト表示図になります。
正確な図のビットマップが必要な場合は、
印刷したもの、または、CADソフト経由でプロッター出力したものを、
改めてスキャナーで読み込んでください。
なお、これはあくまで画面表示と画像データ(bitmap)の話です。 直接プリンターに出力する場合や、DXFファイルをCADソフト経由でプロッター出力する場合には 全く関係がありませんので、 誤解のないようにお願いいたします。
なお、印刷プリビューで表示される部分画像については、
ここから、画像データ(Bitmap)としてイメージ保存できる機能が、おまけ機能としてついています。
これは、「部分図保存」といっています。
大きさは、幅約560ピクセル×高さ約435ピクセル程です。
全体縮小(レイアウト)保存も、
部分図保存もプリビューの「画像出力」ボタンのクリックで開始します。
操作の詳細は第3巻の該当箇所をご覧ください。
6−2−3.CADデータ(DXF)
DXFデータの想定用紙の大きさ・向きは、印刷のときと同様の
A4縦、A4横、A3縦、A3横の4種類の他、
A2縦、A2横、A1縦、A1横の4種類も用意されています。
しかし、A0やB系列の大きさ、その他の大きさは用意されていません。
7−1.文字の大きさ
文字の大きさは1出力先について1種類です。文字の大きさはすべて固定値で、変更できません。
7−2−1.原則
文字の色は、原則として「黒」です。次にあげる例外以外はすべて「黒」になります。
7−2−2.例外1−水位 水位の深度を示す文字(列)の色は、黒でない独自色を設定することができます。 詳細は、「5−1−3.水位記号」の詳細説明のとおりです。
7−2−3.例外2−試料
試料採取の位置の深度と試料番号を示す文字(列)の色は、黒でない独自色を設定することができます。
詳細は、「5−1−4.土質名箱・色調箱など」の中の「試料採取位置箱」の詳細説明のとおりです。
7−2−4.例外3−記事
(観察)記事の文の文字(列)の色は、黒色にするモードと、
柱状図外枠線の色にするモードと、全くの独自色にするモードの
3モードが用意されています。
いずれのモードも、色はセル単位で設定します。
詳細は、「5−1−8.記事箱」の詳細説明のとおりです。
7−2−4.例外4−地表面記号
地表面の標高、または地表面を示す文字「G.L.」の色は、黒でない独自色を設定することができます。
詳細は、「5−1−9.地表面記号」の詳細説明のとおりです。
8−1.色の指定
線色や文字色を設定する場面での色指定は、当事業所の別製品である「色名RGB辞書」の辞書データを用いて指定します。
ただ、用いるのは辞書データだけで、一般的な色は網羅してある付録データが本製品についていますので、
一般的な色を扱っている限り「色名RGB辞書」の使用の必要はありません。本製品の付録辞書だけで色指定できます。
「色の設定」では、最初に色名辞書を読み込んでおいて、後でその検索をします。
辞書読み込みは、立ち上げ後に1度行っておけば2度行必要はありません。
検索方法には、色見本を表示して、その中から選択する方法と、色名(登録語)をキーボードで入れて、該当する色を選択する方法とがあり、
指定の都度好きな方法を選べます。
どちらの方法でも、データには色名が読み込まれますので、微妙な色は色名を覚えておけば扱いやすくなります。
(色の指定に関連する詳細については、「色名RGB辞書」の説明を見ていただくと理解しやすくなります。)
8−2−1.集約と非集約の選択
色の集約は、色をピクセル単位で細かく扱える系統の処理方法と、
少数の色しか扱えない処理方法との間のギャップを埋めることを目的とした処理です。
複雑な多数の色を単純な限られた色に集約します。
色の集約は、データ作図時に集約フィルターを通すことで行います。
集約フィルターを通すことが必須のDXF出力と、それ以外の出力先があります。(次表)
表8−1.出力先別の色の集約フィルターの扱い
| 出力先 | 色の集約フィルター通過 |
| 印刷 | 任意 |
| 画像 | 任意 |
| DXF | 必須 |
8−2−2.集約方法の選択
色の集約は、主にDXFを対象にしていますので、DXFの色モードに合わせて、8色16色256色の3通りをそろえるべきですが、
256色モードは、実用性の少ないモードであり、かつプログラム化困難と考えて作らないことにします。
したがって、色数の少ない方から、8色モードと16色モードの2つのモードを用意します。
DXFの色指定の考え方は、黒地のスクリーンに色付きの線を引くことを想定し、色数には地色を数えているようで、
8色モードで実質的に指定できる線色は7色に、16色モードで実質的に指定できる線色は15色になります。
| モード名 | フィルター通過前の色 | フィルター通過後の色 | 色の集約のルール | |
| 8色モード | 65536色 #000000〜#FFFFFF |
実質7色 |
2010年 8月現在 色の集約のルール(?) |
|
| 1.赤 | ||||
| 2.黄色 | ||||
| 3.緑 | ||||
| 4.水色 | ||||
| 5.青 | ||||
| 6.紫 | ||||
| 7.白 | ||||
| 16色モード | 65536色 #000000〜#FFFFFF |
実質15色 | 2010年 8月現在 色の集約のルール(?) |
|
| 1.赤 | ||||
| 2.黄色 | ||||
| 3.緑 | ||||
| 4.水色 | ||||
| 5.青 | ||||
| 6.紫 | ||||
| 7.白 | ||||
| 8.黒または灰 | ||||
| 9.暗い赤 | ||||
| 10.暗い黄色 | ||||
| 11.暗い緑 | ||||
| 12.暗い水色 | ||||
| 13.暗い青 | ||||
| 14.暗い紫 | ||||
| 15.暗い白=灰 | ||||
8−2−3.集約データの扱い
2010年 8月現在 仕様 未定
9−1.作業対象ファイルの指定
2010年 8月現在 仕様 未定
9−2.表示画面の背景色
プリビュー画面などの背景色は、
9−3.色指定時に最初に表示する色見本
主画面の下の方にある「作業環境」ボタンをクリックして出てくる「作業環境の設定」の中の
「色指定時に最初に表示する色見本」枠の中で、